ノンフィクション / 野村監督に挑んだ13人のサムライたち
★★★★☆
現役時代はヤクルトスワローズで活躍し、引退後は野村克也監督の下でコーチとして手腕を発揮した橋本秀樹の著書。
13人のエピソードともなれば読み応えもあるが、それぞれでニュアンスは異なる。
野村監督に反発するものの最後には理解し合う選手もいれば、反発したまま袂を分かつ選手もいる。
愛弟子の橋本の著作ということもあり、まずは野村が正しいという視点が強く、少し公平性に欠ける傾向は確かにある。
しかし、野村監督がどのようなかたちで選手に接していたかなどは、読み応えはあるし読んで損をする内容ではない。
ちなみにサムライ13人は以下のとおり。
笘篠賢治、西村龍次、長島一茂、池山隆寛、岡田彰布、今岡誠、山口重幸、飯田哲也、柳田浩一、一場靖弘、古田敦也、岩隈久志、橋上秀樹
0