小説 / 閃光のハサウェイ

★★★★★
映画が余りにも面白かったため、原作小説三部作を読了。
映画があと二作残っているため、詳しい内容には触れられないが、数多いガンダム作品の中でも渋いドラマであった。
原作の中では、連邦の軍人であるケネス・スレッグが更に『いい奴』に描かれていた。このままであれば、映画版でも主役のハサウェイを食ってしまう名キャラクターになる予感がしてしまう。
一方でヒロイン、ギギ・アンダルシアは映画の方が何倍も魅力的である。こういうことがあると、製作サイドの努力が垣間見えて嬉しくなる。
後半、ブライトも登場するのだが、かなり過酷な運命が待ち受けている。これは、ちょっと長年のファンとしては辛過ぎるの一言だった。
宇宙世紀の中でも、渋く辛い歴史の一ページであった。
0