ぶらうにが語る映画と読書の備忘録

お前は何様なんだ!という批判は当然です。


洋画 / ランボー 最後の戦場

★☆☆☆☆

ランボーシリーズの第4作。

前作のチープな作りから、どれだけ改善されたか期待して観たが散々だった。

いろんな意味で異なるランボーを見せようとする試みは良いとは思うものの全てが空回りだった。

その最たるものは、無駄に繰り返される残虐な描写である。戦場のリアリティを描かきたかったとでも言いたいのだろうが、訴えかけられるものは何もなく、正直、不愉快でしかなかった。

ランボーシリーズ初のチーム戦という見どころもこの残虐な演出のせいで埋没してしまっている。

テーマ自体は、いいところを突いていたのだ。

ランボーとヒューマニズムとの対比。

その答えも曖昧なまま、ラストシーンで故郷を訪れるランボー。ここの動機づけをしっかり描いてこその『最後の戦場』ではないか。

なんだか監督の妙な『リアリズム』に突き合わされただけの90分だった。

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