邦画 / シン ウルトラマン

★★☆☆☆
話題沸騰中の『シン ウルトラマン』を観てきた。
かなりの期待値を持っての鑑賞だったのだが、時間が過ぎるに連れて辛さだけが残る内容だった。
まず一番に語るべきは、『禍特対の面々が全く優秀に見えない』点である。各方面のエキスパートにも関わらず、その優秀さを一切語らない点には不自然さしかなかった。
その辺りが起因してか物語に緊迫感が最後まで感じれなかった。役者も下手だし、演出の陳腐さも目立った。
『シン ゴジラ』においては、会議シーンでゴジラの凄さを観客に伝えるという間接描写を上手く機能させていたのと比べると雲泥の差である。
監督から庵野秀明が離れるだけでこんなに安い演出になるのか。
脚本は悪くないと思うし、ゼットンの扱いなどアイディアも豊富、特撮への愛もあった。
『緊迫感の欠如』
これがこの作品の全てである。
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