洋画 / ピクセル
★★★☆☆
1982年、人類はNASAが宇宙に向けて『友好』のメッセージを発信した。2015年、そのメッセージは大きな誤解を招き、奴らがゲームキャラに姿を変えて攻めてくる。
宇宙からの侵略者がギャラガ、アルカノイド、パックマン、ドンキーコングといった様々なレトロゲームキャラとなり、地球各地に攻め込んでくる。そこで白羽の矢を立てられたのは、1980年代にゲームチャンピオンだった冴えない中年たちである。
物語の基本的な骨子は、『ゴーストバスターズ』であり、地球侵略の物語だが悲壮感は全くない。
すべてはノリと勢いだけで突き進むかたちで、肩の力を抜いて楽しめる内容となっている。
一番の見所は、NY市街で繰り広げられるパックマン戦。制作サイドのゲーム愛が伝わってくる出来栄えである。
主人公たちは全く格好良くなく、さほど魅力的でもない。しかし、それを補って余りあるゲームキャラたち。1980年代、ゲームセンターやファミコンでドットキャラを操った中年ゲーマーは必ず楽しめると思う。
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