エッセイ / スターウォーズに学ぶ「国家・正義・民主主義」
★★★☆☆
オタク代表を自負する岡田斗司夫による国家論。
現代政治をスターウォーズやアベンジャーズ、ガンダムの世界設定に照らし合わせて説明するといった手法は面白かった。
しかし、スターウォーズで語られるのは第一章のみで、その後はサブカルチャーに置き換えて語られる度合いは薄くなっている。
特にアベンジャーズを背景にして語られるアメリカの政治体系は面白みに欠けた気がする。
どうせなら全てのテーマをスターウォーズで語って欲しかったというのは、私だけではないだろう。
ガンダム大好きな私にとっては、英国のEU離脱とジオン公国の独立の対比は非常に面白かった。
SF作家ハインラインのリバタリアニズムに関する説明は相当なSFファンじゃなければ楽しめないのではなかろうか。
全体的にちょっと中途半端な構成だったのが残念。
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