邦画 / 不夜城
★☆☆☆☆
馳星周のノワール小説の劇場版。
主人公に金城武、ヒロインに山本未来を配しており、雰囲気は上々で観る前の期待値は高い。
実際、劇中の俳優陣はどれもなかなかの雰囲気を醸し出している。
金城武以外は。
金城武は確か日本よりも先に台湾でブレイクしたと記憶するが、こんなに演技が下手でも台湾では人気者になれるのか?
日本語だから、こんなに酷い演技なのだろうか。
だとしたら、とんでもないミスキャストである。
黙っていれば、それなりに格好いいのにこの演技はいただけない。
それに加えて、ノワール小説原作の映画にナット・キング・コールの『アンフォゲッタブル』を挿入歌として採用してしまうセンスの無さもなかなかである。
金城武とアンフォゲッタブルがなければ、そこそこ楽しめたと思う。
ちなみに原作小説は、かなりの力作なので読んで損はないはずである。お薦め。
0