ノンフィクション / プロレス鎮魂曲
★★★★★
名著『泣けるプロレス』と同じライターなので期待値大で手に取った。
大当たりだった。
昭和、平成を彩った数々の名レスラーの至極のエピソード。
その一つ一つが感傷的な文章で攻め立ててくる。これにはまいる。
強くて凄くて逞しいレスラーたちの泣かせるエピソード。
その全盛期から引退、そして死までを語る構成はいやでもプロレスファンのセンチメンタリズムと涙腺を刺激してくる。
死に様はどれも寂しい。
しかし、それ以上に逞しく、潔い。
深い感謝をともにしながら、往年のスーパースターに想いを馳せた。
充実した時間だった。
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