洋画 / アド・アストラ
★☆☆☆☆
ブラッド・ピット主演のSF 映画。
未来の地球において人類は太陽系開発を推し進め、地球外生命とのコンタクトを試行していた。主人公の父親はその任務のため、海王星に赴き音信不通になる。主人公は宇宙軍の様々な思惑に翻弄されながら、海王星に生存しているかも知れない父親のもとに旅立つ。
劇場で予告編を観たときは本格的なSF映画が観れると歓喜し、今回満を持して観賞。
結論としては、恐ろしく退屈だった。
まずは妙に哲学ぶった主人公の独り語りが全く心に響かない。
悩んでいるのも分かるし、孤独なのも分かるが全く共感できない。
淡白な演出と無個性な主人公は機能していないどころかマイナスにしかなっていない。私の理解力と感性が足らないのかもしれないが、とにかく退屈な脚本だった。
もしかしたら、制作サイドは2000年代の『2001年 宇宙の旅』のような哲学を含んだSF映画を目指したのかもしれないが、力不足は否めない。
ラストの締め括りも肩透かしもいいところだった。
予告編が一番面白い典型的な映画だった。
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