洋画 / ランボー3 怒りのアフガン
★☆☆☆☆
シルベスター・スタローンの人気シリーズ第三作。
一作目で社会性を含んだ佳作として生まれたランボーだが、続編でアクション大作としてその人気を確固たるものにした。
そして、当然のように製作された本作だが、あらゆる面で今一歩の出来となっている。
ベトナム戦争を核とした過去二作に対し、本作のアフガン侵攻時のソ連が敵として描かれているのだが、この時点でバツの悪さ満点である。
映画公開と重なってソ連がアフガニスタンから撤退してしまうという何とも言えないタイミングの悪さ。
そのせいか、どうも敵の迫力に欠ける。
更にカット割りがどうしようもなく陳腐で箱庭で戦闘を行っているようにしか見えない。
人気シリーズの続編であり。十分な予算もあったと思われるのに、キャスティングにもロケにもケチ臭さだけが残る。
とにかく理解に苦しむチープさ。
ランボーのキャラクターがなければ、駄作中の駄作と言わざるを得ない。
おそらく公開時の評価も散々たるものだったろうに、よく続編が製作されたものだと逆に感心する。
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